
IoTシステム開発
シーホース工房が農業支援や
セキュリティーのために
無線技術をIoTに拡張した
2つのプロジェクトがあります。


1.スマート農業支援システム開発
農業従事者の不足、種子法の廃止など、日本の農業・食をとりまく環境はいくつもの問題を抱えています。
労働力の不足を補うためのオートメーション化、IoTやAIの導入は今後ますます必要不可欠となってゆくものと考えられます。
シーホース工房では小さな農業を支援する一環として、低消費電力の広域無線LPWA (Low Power, Wide Area)を導入したIoTシステム開発に取り組んでいます。その内容は、現場における環境データの見える化、クラウド管理をサポートするシステム開発です。現在進行中の案件は、無人野菜販売所における自動音声案内、栽培管理のための遠隔データ集計管理システムです。
2.遠隔セキュリティー管理システム開発
上記の無人野菜販売所における自動音声案内に加え、集金箱の盗難防止を目的とした遠隔セキュリティー監視システム開発も並行しています。さらにこの技術を一般化し、遠隔のシステム異常通知、子供の所在通知、建物の侵入通報などに役立てることが可能です。今後の重要な開発案件になると考えています。
システム概要について
農業支援システムと遠隔セキュリティーシステムともに共通の無線システムを採用しています。
【共通仕様】
■無線方式
Sigfox (LPWA無線のひとつです)
■システムのしくみ
①対象の情報を取得するための端末(デバイス)に各種センサーと無線送信器が内蔵され、
必要な情報をSigfox無線にのせて近隣の基地局に発信します。
②基地局の受信機が上記データを受信し、インターネット経由でクラウドサーバーに送信します。
③ユーザーは各自のPCやスマホでクラウドサーバーにアクセスし、
サーバーに組み込まれたアプリを動かしてデータをモニターします。
【農業支援システム】
■サービス概要
温度、湿度、CO2濃度、日射量、水位・・の情報を一定時間ごとに測定、発信するハードウェア、ファームウェアおよび、
クラウドコンピュータでこれを可視化するアプリを提供。
将来的な展望として遠隔操作による水やり、電照の制御などの機能拡張や
IoT機能を備えた家庭用プチ栽培ハウスなどの開発も検討しています。
無人野菜販売所に設置する
自動音声再生基板と竹スピーカー


人感センサーが作動すると
ボカロが歌ってお客さんをおもてなし

Bluetooth通信実験のための手作り基板
無線通信のテストプログラム
【遠隔セキュリティーシステム】
■サービス概要
監視対象の設備付近の不審者痕跡、設備持ち去り検知のための振動検知、位置情報取得をデバイスで行い無線送信。
クラウドコンピュータでこれを可視化するアプリを提供。
警備会社との連携で自動通報機能の実装も考えられます。

GPSモジュールでデバイスの現在位置を捉え
Sigfox無線モジュールで基地局にデータ発信
